2016年9月11日日曜日

Google Photo Backup の転送量制限

Google Photo Backup の転送量の限界を見極める

Google Photo Backup(Windows 版)は、「高画質」(Google 側で圧縮を行う)設定であれば容量無制限で写真を Google のクラウドにバックアップできるという便利な機能なんですが、果たして本当に容量無制限なのか、ちょいと試してみました。

検証結果

ファイル数:55,300、フォルダー数:350、サイズ:132 GB のフォルダのバックアップを試してみたところ、およそ 100 GB までは何の問題もなくバックアップが行われました。その後は一ヶ月近くうんともすんとも言わないので、私のアカウントの場合は 100 GB で転送制限がかかったように見受けられます。

ネット上では「10 GB で制限がかかる」という内容を目にしましたが、もしかしたら Google アカウントの容量と関連があるのかもしれません(今回使用しているアカウントは、有料で 200 GB 増量していたので)。

Blogger の小枝

2016年7月1日金曜日

Chrome でのブラウジングが遅くなる(つづき)

現象

Google Chrome を使用していて、Google 関連サイト(たとえば Google Map など)の閲覧が目に見えて遅くなる、という問題に遭遇しました。少々厄介なのが、Chrome を起動した直後はそれほど問題無く動作するのですが、少し時間が経過すると(30 分くらい?)、目に見えて動作が緩慢になるというところです。

……えー、前回の記事「Chrome でのブラウジングが遅くなる(フレッツ光ネクスト環境)」のコピペなんですが、その後わかったこともありますので、補足記事を作成しました。

考えられる原因

Google は、QUIC というレイヤ 4 プロトコルの開発を進めています。QUIC は "Quick UDP Internet Connections" の略です。QUIC は Google Chrome に標準実装されているので、Chrome で QUIC に対応したサーバー(サービス)に接続する場合は、自動的に QUIC が使用されます。

ただ、このプロトコルは現在進行形で開発中のもののため、環境によっては(例えば特定のブロードバンドルータなど?)接続に問題が生じる可能性もあります。「Chrome だけ Google が遅い」という問題の一部が、この QUIC に起因している可能性がありそうです。

対策

「Chrome だけ Google が遅い」現象が出た場合は、Chrome の QUIC サポートを無効にすることができます。



手順は割と簡単です。

  1. Google Chrome のアドレスバーに「chrome://flags」と入力する
  2. 「試験運用版の QUIC プロトコル」の設定を「無効」に変更する
  3. Google Chrome を再起動する

我が家の環境では、これで 100% 問題が解決できた……というわけでも無いですが、以前よりも体感は改善されたかな、と言った感じです。何らかのセッション管理でタイムアウトしてるっぽい印象はあったのですが、UDP だったというのは少々虚を突かれた感じもします。

Blogger の小枝

2016年6月13日月曜日

「AdSense 審査時には画像を外さないといけない」という都市伝説

冗談のような本当の話なのですが、最近「AdSense の審査を受ける際には画像を外さないといけない」という話を真に受けている人が散見されます。もちろん、そのようなことはあり得ないですし、むしろ画像が全く無いような Web サイトが審査に通るとは考え難いのですが……。


まぁ、だからと言って本文と関連の無い写真を突然貼り付けるのもどうかという話もあるんですけどね(汗)。

「AdSense の審査に通らない画像」の真実

ただ、「AdSense の審査に通らない画像」があるのは事実です。具体的には、次のような画像があると、おそらく審査には通りません。

  • 他者の肖像権を侵害する画像(主に芸能人の写真など)
  • 他者の著作権を侵害する画像(自分で撮影していない写真や自作ではないイラストなど)
  • ポルノなど(AdSense はアダルトサイトでは使用できません)


もうお気づきかと思いますが、最後の「ポルノ」以外は AdSense 以前の問題で、法的および道義的に問題のある行為です。更に言えば、画像以外のコンテンツであっても、「他者の著作権を侵害するもの」、即ち「コピペコンテンツ」である時点で NG となる可能性が高いと思われます。

AdSense アカウントの取得を急ぐ前に

AdSense は他社の類似サービスと比べてクリック単価が高いと言われていますが、これは広告出稿者から見た場合に、「良質な Web サイト」に広告を掲出するためのコストが上乗せされている、とも捉えることができます。つまり、不正な手段で PV を得ている時点で AdSense 広告を掲出するのに相応しくないサイトだ、ということになります。

仮に、前述の「AdSense の審査に通らない画像」を外して審査をパスしたとしても、その後このようなコンテンツが含まれるページに AdSense 広告を掲出したならば、一発で広告配信が停止され、二度と AdSense のアカウントを持てなくなる可能性があります。

AdSense アカウントの取得を急ぐ前に、AdSense のガイドラインを熟読するとともに、ご自身の Web サイトに権利面などの問題が存在しないか、改めて見直してみることをおすすめします。

Blogger の小枝