2018年12月23日日曜日

Windows 10 の Google Chrome で https サイトの表示が遅い

OS を Windows 10 にしたところ、Chrome で SSL のサイトを開く際にめちゃくちゃ遅くなる(下手をすればタイムアウトする)という問題があったのですが、レジストリで Cryptographic Services (CryptSvc) 関連のキーを再作成することで改善できます。

手順はこんな感じです。

  1. Chrome を終了する(見た目上終了していても常駐している場合があります。タスクトレイに Chrome のアイコンが無いことを確認して、あとタスク マネージャーでも Chrome.exe がいないことを確認しましょう)
  2. [ ファイル名を指定して実行(R) ] で services.msc を起動する(管理者のパスワードが必要かも)
  3. Cryptographic Services を停止する
  4. [ ファイル名を指定して実行(R) ] で regedit.exe を起動する(管理者のパスワードが必要かも)
  5. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\SystemCertificates\Root を選択する
  6. (オプション)[ ファイル(F) ] → [ エクスポート(E) ] でレジストリをエクスポートする(いざと言うとき、レジストリに再インポートできます)
  7. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\SystemCertificates\Root 配下にある ProtectedRoots を右クリックして [ アクセス許可(P)... ] を選択する
  8. 「ProtectedRoots のアクセス許可」が開くので、[ 詳細設定(V) ] をクリックする
  9. 所有者が「SYSTEM」になっている場合があるので、[ 変更(C) ] をクリックする
  10. 「選択するオブジェクト名を入力してください」に自身の Windows ユーザー名を入力して [ 名前の確認(C) ] をクリックする
  11. 入力したユーザー名が確認された(アンダーラインが表示された)のを確認して [ OK ] をクリックする
  12. 「ProtectedRoots のセキュリティの詳細設定」に戻るので、[ 継承の有効化(I) ] をクリックする(普通は自身の Windows ユーザーが HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\SystemCertificates\Root のフル コントロール権限を持っているので、その権限を継承する設定)
  13. レジストリ エディタに戻り、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\SystemCertificates\Root を右クリックして [ 削除(D) ] を選択する(Root 配下のレジストリの内容は CryptSvc を再起動したタイミングで自動的に再生成されます)
  14. OS を再起動する

「なんでこんなに時間がかかるんだろう……変な拡張機能でも入れたかな」と悩んでいたのですが、これでスッキリです。

Blogger の小枝

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